もう一度、君と・・・
「雪乃~、練習に集中してよね。」
休憩中に、水野先輩に言われた。
「あ・・・すいません。」
「にしても、雪乃がボーっとするなんて、珍しいね。考え事?」
腕を組みながら、言った水野先輩の言葉を聞きながら、ドリンクを飲む。
「まあ、そうですね・・・。」
大翔と卒業式の2日前に話していたことを思い出していた。
みんな、卒アルにメッセージを書いてもらってた。
私もみんなと同じで、忙しかった。
ある子の卒アルのメッセージを書き終わった時。