もう一度、君と・・・
斜め前の机にずっといた大翔をチラ見していた。
すると、大翔が近づいてきたから、慌てて視線を落とすと・・・
「これ、書いてください。」
いきなり差し出された卒アル。
・・・やっぱり、声だけで分かるんだよ。
「えっ・・・?」
でも、思わず顔を上げて大翔の顔を見る。
だって、私に卒あるを書いてって・・・
渡されたペンを受け取る。
「どこに書けばいい?」
「ここ」
ねえ・・・こんな短くて何でもない会話がすごく嬉しいんだよ。
大翔は、どうなの・・・?
自分の立場を考えて、でも自分の伝えたいことは書いたメッセージ。
・・・私、夢見てるのかな
嘘じゃないんだよね?!
「あいつ、勇気出してんよ。」
大翔の友達の言葉。
そんなこと言われたら、私・・・
期待しちゃうよ・・・・・・