あたしの好きな人は二重人格!?
観覧車に乗り込む俺たち。

しばらく沈黙が続く。


「奏…」


「え?」


言わなきゃな。そろそろ。


「俺、お前のことちゃんと好きだから。だからさ…卒業したら…俺ら結婚しねぇ?」


「………えっ!?」


すげー驚きっぷり。


「言っとくけど本気だから」


「う、嘘…。修が…そんなこと言うなんて…嬉しすぎてどうにかなっちゃいそうだよぉぉ」


「はは、大袈裟だろ」

そしてそっと奏を抱きしめた。
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