【完】1mの距離
 学祭当日。サクラブのことが気掛かりで、心臓のバクバクが止まらないよ。初めての学祭、思いっきり楽しみたいのに。

 
 そんな私とは対照的に隣にいる、朱莉はというと…

 「学祭だー!!」


 楽しんでいた。


 【今日のサクラブの受付を開始します。参加する生徒は、本部にまで来てください。】


 放送がかかる。


 「じゃあ、行こうか。」


 「えっ!美佳と朱莉、告白するん?」


 「うん。」


 「朱莉もなのか?」


 「そうだよ。」


 「そうなんだ。」


 「じゃあ、行ってくるね。」





 「受付完了です。頑張って下さいね。」


 「はい。」


 ふぅ。受付は出来た。あとは告るだけ。

 と言っても、そこが1番難しいんだけどね。
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