【完】1mの距離
 「うち、もう行くな。みんな、ホンマにありがとう。見送りにまで来てもらって。


 それから、2組とも仲良くしぃや。もし別れたら、うちが許さんからな。」


 「へ?」


 「カップルってこと。」


 「あ、うん///」


 そうだった。サクラブで、私…。


 「当たり前だろ?んなこと、愛に言われなくても分かってる。」


 健…。


 「僕もだよ。だから愛は心配しなくてもいいよ。」


 朱莉をそっと覗くと顔を真っ赤にして、うつむいていた。


 「そっか(笑)それなら、うちも安心して帰れるわ(笑)じゃあね。」


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