恋愛指導は秘密のくちづけで
万里くんとともに一階に降りる。


「もしかしてまた変な気分になった?」


「何の話ですか」


「とぼけちゃって。前にあったでしょ」


「変な気はおきませんよ」


「そう」


一階に降り、扉を開けると、通用口の隣に小さな扉があり、その中に使用済みの段ボールが置かれていた。


たたまれた段ボールを取り、また上に上がる。
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