恋愛指導は秘密のくちづけで
「柏葉さん、年上の彼がいるんですか」
極めつけはツッキーだった。
資料の整理をしていたときに、ちょうど万里くんとツッキーはタイムカードを押していた。
受付に立つ中西さんが二人を呼びとめて何か話しかけていたのを見たけれど、ここまでくるとなると完璧だなと感心した。
「そうじゃないの。ただ飲みにいっただけだよ」
万里くんは納得した顔をしていなかった。
「あっやしいなあ。飲み会やめといて別の男の人と行くなんてねえ」
ツッキーが口をとがらせながら言う。横にいる万里くんは黙っていた。
極めつけはツッキーだった。
資料の整理をしていたときに、ちょうど万里くんとツッキーはタイムカードを押していた。
受付に立つ中西さんが二人を呼びとめて何か話しかけていたのを見たけれど、ここまでくるとなると完璧だなと感心した。
「そうじゃないの。ただ飲みにいっただけだよ」
万里くんは納得した顔をしていなかった。
「あっやしいなあ。飲み会やめといて別の男の人と行くなんてねえ」
ツッキーが口をとがらせながら言う。横にいる万里くんは黙っていた。