恋愛指導は秘密のくちづけで
業務のほうはとりあえず終え、帰宅しようとタイムカードを押す。


ツッキーや万里くん、他の大学生のバイトの子たちはパーティーションをはさんだ向かいのテーブルでホームルームの打ち合わせをしていた。


受付カウンターの前を通り過ぎると、中西さんは制服を着た男子と付添の保護者と入塾パンフレットを開きながら説明をしていた。


エレベーターホールを抜けて更衣室へむかおうとしたとき、エレベーターの扉が開いた。


制服の夏服を着崩した女子高生二人組が降りてきた。
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