恋愛指導は秘密のくちづけで
駅方面に小さな公園がある。ちょうど道沿いに桜が植わっていた。


街路灯に照らされ、すでに葉っぱだらけになった桜の木の前で立ち止まった。


「葉桜かあ」


「いい季節じゃないですか。夏に近づきますし」


「葉桜ってわたしみたい」
< 82 / 263 >

この作品をシェア

pagetop