溺愛マリオネット


「お父さんに結愛のお家でお世話になるって伝えないと…」


家につくまで後わずかの距離。 その時にそれは起こった。



「えっ?ちょ、きぁぁあ!」


後ろに居た男性に口をハンカチで押さえ込められ何か匂いを嗅がされそのまま遠退いた意識。






「さぁおいで珠季、俺だけを見てね」


途切れる意識の中最後にはそんな言葉が聞こえた気がした…。
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