溺愛マリオネット

「そっか…記憶ないんだよね…昔の」

ニヤッと笑いながら近づいて来る男の人が不気味で怖くて思わず後退ってしまった。



「なんで・・・・その事知ってるんですか…」


昔の記憶がない事を知っているのは家族と結愛のみなのに…。



「珠季の事ならなんでも知ってるよ?」



少しずつ距離をちじめる男は笑いながらそう言った。
< 18 / 130 >

この作品をシェア

pagetop