溺愛マリオネット
「いっしょだよ…・・・・・・だ…か・・・ら・」
また、だ。
この記憶。この記憶を私は知ってる。
「お…・ぃ・・ちゃん・・・・いっしょ・・・・・・す…む」
泣きわめく私を撫でながら微笑む誰か…否、きっと冬馬さん。
「ずっー…と・・しょ…よ!」
冬馬さんと私を包み込むように抱き締める結愛。
ズキンズキン、
よりいっそう激しくなる頭の痛み。
写し出された記憶の中に今までは無かった映像が流れる。