唄を
「私は自由です。食べたいときに食べ、寝たいときに寝る。そして、旅したいときに旅をします。誰にも私は止められないのです。」
街の人々は悲しくなった。
唄歌いは陽気なリズムの唄を歌い出した。

人々の顔から、悲しみが消えるまで、唄歌いは歌い続けた。

唄歌いが歌い終わる頃には街はお祭り騒ぎだった。


唄歌いはそっと街を出た。



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