恋歌_Renka_
風のように
流れる雲は
果てない空に向かう
暖かい風は
背中を押す
君と二人
となり同士座って
会話はなくても
寂しくないよね
二人の間を
通りぬけた優しい物
その暖かい空気は
柔らかく髪を揺らした
ねぇ 君だってそう
まるで
風のような人
強く叱って
優しく撫でて
変わらない君が好き
流れる雲を
押す風のように
求められる君でいて
私にしか見せない
そんな顔もあるんだね
道の真ん中
立ち止まって下向いた私を
そっと押す君は
まるで風のように