キミじゃなきゃ。




待ち合わせの場所に着く。


お店のショーウィンドゥにうつる自分の姿を見た。


このワンピース似合ってるかな…


髪型、変じゃないかな…


『ごめん、待った?』


そんな風にしてると隼人がやって来た。


「あ、ううん。今来たとこ。」


髪型とか気にしてたの見られてないかな…


ちょっと恥ずかしくなりながら隼人のことを見る。


私を見てほほえむ隼人は3ヶ月前と変わらなかった。


変わったのは髪型だけ。


少し……伸びたのかな?


『あ、飯食わへん?夕飯まだやんな?』


「え、あ…うん。だってまだ17時だもん。」


私の言葉にはっとした顔をする隼人。


『夕飯は早いほうがええよ!そのほうが健康的やん!』


少し慌ててる隼人が可愛くて私は気付かれないように笑った。




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