それでも、わたしじゃだめですか?




ガチャ…



「失礼しま…

…!」



中に入ると、部屋は真っ暗だった。



そこだけ暗闇に包まれているかのように。





暗闇にようやく慣れてきた目で

辺りを見ると桐哉君がベッドに

もたれかかっているのが見える




「おはよ。久しぶり。」



「…」



ここまで無視されるとキツいな…




「もう朝だよ?カーテン

開けちゃわないと…」



そう言って立ち上がろうとすると

服が力なく捕まれるのが分かった


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