それでも、わたしじゃだめですか?




「あ、」




「?…何?」



桐哉が首を傾ける


「私午後から部活あるんだった」





「部活?成優なにやってんの?」




「何だと思う?




「うーん…成優運動音痴だからな、

運動部とは思えないし…」



失礼な。


と言おうとしたけど本当のことだから

反論出来ない



「あ、でも昔から音楽は得意だったよな

吹奏楽とか?」




桐哉は本当によく覚えてるなあ




「うーん惜しい!」



「惜しい?じゃあ何?」



「正解はねー軽音部です!









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