それでも、わたしじゃだめですか?
「決めた」
「?」
今度は私が首をかしげる
「俺も学校行こ」
桐哉がにやっと笑う。
「え、えええええええええええ?!」
「だって俺も4月から通うんだよ?
編入試験受けた時に行ったっきりだし」
「編入試験?家にとじこもってたんじゃないの
?」
「編入試験は受けないと転校出来ないから
仕方なく行った。
後制服採寸もしないといけなかったから」
「ふーん」
「じゃ、俺着替えるから。
成優も制服着てくだろ?
30分後に迎え行くよ」
「ちょ、だから勝手に決め…「成優、
俺の着替えそんな見たい?」
桐哉がシャツを脱ぎながら私の方を見る
「~っ!桐哉きらい!」
負け惜しみのような言葉を残して
私は桐哉の部屋を出た。