それでも、わたしじゃだめですか?




「…ちょっと私のリュックに入れる?」



「それは絶対にいい。女の子には持たせられま

せん。階段上がるんでしょ?」



「あ、うん。」



桐哉は重いと言っていたにもかかわらず

スタスタと階段を上がっていく



「やーっぱ男の子だな」



「…なんか言った?」



「え?!いや、何も言ってないよ?」



小さく呟いたつもりだったんだけどな


ちょっとびっくりした…

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