悪魔の彼に目を付けかれた私 高校篇
「聞いてなかったのか?
文化祭は6月だって。」
文化祭が6月!?
ここは聞いていたと言わないとまた馬鹿にされる!
「もちろん。聞いてたよ。」
「ふ〜ん。じゃあこの後何するかは知ってるよな?
聞 い て い た な ら。」
やたら"聞いていたなら"の部分を強調して言った常盤君に私は抵抗の術もなかった。
「すみません。
聞いていませんでした。」
だって仕方ないじゃん。
また常盤君と委員会する事になったしさ。
私だって動揺するよ。