悪魔の彼に目を付けかれた私 高校篇
「な、何……?」
ドスドス、ドスドスとこっちに近づいて来る常盤君に私は後退りする。
『トン…』
「っ、」
私の後退りを遮るように立ちはだかる壁に私はストップしてしまう。
だけど常盤君は近づいて来る。
「高宮やれよ。」
「お、お断りします。」
あ、つい断ってしまった……。
「へー、断るんだ。」
「ちょ、それ以上近寄るなーっ!!」
だけど、そんな私の願いも虚しく常盤君は距離を縮めついに私は逃げ場を失ってしまった。
「わ、分かった!
やる!マネージャーやるから、それ以上近寄らないで!」
私の返事に納得したのか常盤君はニヤッと笑った。
「よしくな、高宮。」
こうして私の仮入部は1日で幕を閉じた。