悪魔の彼に目を付けかれた私 高校篇
練習試合
現れたそうです。
「おい、そこはカットだろが!」
文化祭も終わり一段楽……
とはいかず、これまた忙しい日々を送っています。
「だからそう簡単にボールを取られんな!」
練習試合が明日に控えているため須黒先輩からは激がとんでいる。
「よし、今日はここまでにしよう。
皆、集合!」
今更だけど、須黒先輩は本当に人をまとめる力があると思う。
「明日は練習試合だが相手は泱津だ。
俺はこれを練習試合とは思っていない。
明日は気をぬくなよ!」
「「「はい!」」」
泱津高校(オウツ)とは去年のウィンターカップの決勝であたった学校らしい。
その時は勝ったもののギリギリ。
だから須黒先輩はあんなに気合い入ってるんだと思う。
「優ちゃん、明日は大変だよ。
良い試合ができるように全力でサポートしようね!」
「はい!」