悪魔の彼に目を付けかれた私 高校篇


「俺バスケ部のものなんですが遅刻しちゃって体育館の場所が分からないんですよ。」




「あ!貴方が秋人!?」




「え、なんで俺の名前を…。」




「あ、すみません。
さっき泱津高校の須黒先輩に聞いたもんで。

あ、私はバスケ部マネージャーの高宮優と言います。」




「俺は千景秋人(チカゲ アキト)。」




「じゃあ千景君、体育館まで行きましょうか。」




「うん。
てか、今更千景君なんて呼ばなくていいよ。

秋人でいいから、優。

それに優も1年だろう?
同い年なんだから敬語もやめて。」




「え、あ、うん。」




確かに先に下の名前で呼んだのは私だけど初めて会った人にいきなり下の名前で呼ばれると、こー、ドッキとするな。



< 97 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop