天使な悪魔
「鶫(つぐみ)さん・・・今日もご来店ありがとうございます。」
思わず、胸が高鳴る。
「おはよう。今日も御苦労様。」
メニューに目を通す姿、一つ一つの仕草が絵になる。鶫さんは憧れの人だった。
このお店の常連さんだと知った時は凄くテンションが上がった。話す機会なんてオーダーの時くらいだった。だけどある日―・・・
「あれ?もしかして・・・よく立ち寄ってる喫茶店で働いてる子・・・?」
友人に連れて行かれたBarで偶然彼に遭遇し、鶫さんの方から話しかけて来た。
店長の友人らしく親しげに話していた。ちょうど隣の席だったこともあり、直接言葉を交わすきっかけとなった。
「こんな所、来るなんて意外だったよ。リボンで直ぐ分かった。」
以来、覚えてくれたきっかけとなったこのリボンが大切なモノとなった。
「珍しいね、今日は何時ものピンクのつけてないんだ。」
オーダーされたドリンクを運びに戻った時、鶫さんは言った。
「してた方が全然似合うよ。あの色、七瀬ちゃんに似合ってたし。」
鼓動が増す。壊れちゃったけど、新しいのをまた買いに行こう。
「そう…ですか?ありがとうございます。」
私は軽く頭を下げた。
「ねぇ、今度一緒に遊びに行かない?」
「えっ・・・?」
(鶫さん、今、何て!?夢じゃないよね、これ・・・!!)
「七瀬ちゃんさえ迷惑じゃなかったらなんだけど。」
思わず、胸が高鳴る。
「おはよう。今日も御苦労様。」
メニューに目を通す姿、一つ一つの仕草が絵になる。鶫さんは憧れの人だった。
このお店の常連さんだと知った時は凄くテンションが上がった。話す機会なんてオーダーの時くらいだった。だけどある日―・・・
「あれ?もしかして・・・よく立ち寄ってる喫茶店で働いてる子・・・?」
友人に連れて行かれたBarで偶然彼に遭遇し、鶫さんの方から話しかけて来た。
店長の友人らしく親しげに話していた。ちょうど隣の席だったこともあり、直接言葉を交わすきっかけとなった。
「こんな所、来るなんて意外だったよ。リボンで直ぐ分かった。」
以来、覚えてくれたきっかけとなったこのリボンが大切なモノとなった。
「珍しいね、今日は何時ものピンクのつけてないんだ。」
オーダーされたドリンクを運びに戻った時、鶫さんは言った。
「してた方が全然似合うよ。あの色、七瀬ちゃんに似合ってたし。」
鼓動が増す。壊れちゃったけど、新しいのをまた買いに行こう。
「そう…ですか?ありがとうございます。」
私は軽く頭を下げた。
「ねぇ、今度一緒に遊びに行かない?」
「えっ・・・?」
(鶫さん、今、何て!?夢じゃないよね、これ・・・!!)
「七瀬ちゃんさえ迷惑じゃなかったらなんだけど。」