俺が彼女を抱けない理由
そんな俺達の会話を遮るように沙希の携帯が鳴った。
「あっ。ゴメン電話」
沙希が携帯を持って急いで外へと出て行く。
「彼氏かな?」
夕実ちゃんの言葉に外での会話にみんなで耳を澄ました。
『うん。』
『うん。』
『分かった。じゃあ明日ね』
『。。。好きだよ』
『じゃあね』
電話の相手は間違いなく彼氏だった
「沙希ラブラブじゃ〜ん」
「そんなことないよ」
「でも。。好きだよ~って。笑」
「あー好き?って聞かれたから答えただけ。笑
アタシあんまり自分からそういう事言わないから」
「確かに沙希はそういうタイプじゃないよね」
「男は不安になるんだよ」
そういって瞬が夕実ちゃんの方を見る。
「何よ?」
「いやっ」
そんな瞬を見ているとまだ夕実ちゃんの事が好きな事は分かった。