俺が彼女を抱けない理由
そういって兄貴は帰っていった。
俺は早速DVDを再生する。
確かに出てる時間は少なかったけど一度見ただけで人をひきつける力がそこにはあった。
「お〜い拓、荷物届いてるぞ」
「はい」
オフィスに行くと小さな箱が置いてあった。
【また息抜きに走ってみたら?拓思いの仲間たちより】
そう書いてあるメッセージカードとこの間の写真、そしてその下にアップシューズが入ってた。
それは高校の時履いてたのと同メーカーだった。
沙希??
ほんとアイツはよく見てくれていたんだ。
俺はいい仲間に出会えてよかったよ。。
心の底からそれを感じた1日だった。