俺が彼女を抱けない理由



時間が経つのはあっという間で最後の人気バンドのLIVEが始まった。




「拓ちゃん。友達のとこ行って来なよ」


「・・でも」


「いいからいいから」


「はい。。じゃあ、すみません」


そんなマナさんの言葉に甘えて俺は走ってみんなの所へ向かった。




「おいっタマキ」



「あ〜拓ちゃん。今日はお招きありがと〜」


「お前1人?」


「うん。。」


「さっき彼氏といなかった?」


「・・帰っちゃった」




「そっか」


「じゃあ一緒に見ようぜ」


「いいの?」


「いいのいいの」


そう言って結局最後までタマキと一緒にいた。


たまに斜めの角度に沙希の姿が見える場所で。。



< 112 / 281 >

この作品をシェア

pagetop