俺が彼女を抱けない理由
時間が経つのはあっという間で最後の人気バンドのLIVEが始まった。
「拓ちゃん。友達のとこ行って来なよ」
「・・でも」
「いいからいいから」
「はい。。じゃあ、すみません」
そんなマナさんの言葉に甘えて俺は走ってみんなの所へ向かった。
「おいっタマキ」
「あ〜拓ちゃん。今日はお招きありがと〜」
「お前1人?」
「うん。。」
「さっき彼氏といなかった?」
「・・帰っちゃった」
「そっか」
「じゃあ一緒に見ようぜ」
「いいの?」
「いいのいいの」
そう言って結局最後までタマキと一緒にいた。
たまに斜めの角度に沙希の姿が見える場所で。。