俺が彼女を抱けない理由



「拓ちゃんあのね。。」


大きな音でよく声が聞き取れない。

俺はタマキの手を引っ張って外に出る。


「どうした?」


「さっきの彼、妻子持ちなんだ」


「まじかよ。。」


「うん」



「もう長いの?」


「結構経つかな。。」


「俺がこんな事いう立場じゃないかも知れないけど、やめとけよ」


「・・だね」


これだけモテて男がほっとかないのに何であえてそこに行くのか俺は不思議だった。


そしてイベントは大盛況のうちに終わった。


「ごめんタマキ、俺戻らなきゃ」


「うん分かった。またね」


「おうまたなぁ〜気をつけて帰れよ」


結局、沙希や瞬とは話す時間もなかった。


「拓またな〜楽しかった!!」



そういって向こうで手を振ってるのだけは分かった。






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