俺が彼女を抱けない理由

全て忘れられると思ったのに。。。


なんでいつも俺を振り回すんだよ。



どうせどこかの男がついてるだろ?



部屋に帰るとアダプタにささったままの携帯が赤く光っていた。





俺は冷蔵庫のビールと携帯をとってソファに座った。




【拓〜あけましておめでとう☆今年もよろしくねっ!!】


沙希。。



俺は一緒にいた頃を思い出していた。






「俺もう戻らないと行けないから。。。拓の好きなようにしたらいいと思う。後悔だけはするなよ」


「わかった。ありがとう」


「じゃあな。あと親父、餅買いすぎてるから食べてやってな。笑」



「わかったよ」

そう言って兄貴は帰っていった。



後悔しないように。。。

どの選択をすれば後悔しないんだろう。

思えば今まで後悔の連続だった。


自分の選択に自信がない。


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