俺が彼女を抱けない理由
次の日、お昼前に実家に向かった。


車で帰るのは初めてだった。



この風景見たの何年ぶりだろう。




いつもいろんな事を決意してきた公園。



変わってないな。。

まさかまたここに来るとは思わなかった。


楽しかった日々を思い出す。


辛かった日々を思い出す。


行こう。俺は大きく息を吸い込んで車のエンジンをかけた。




ここからは家までは2.3分もかからない。



でも車のスピードは上がらない。


俺は少し離れたところに車を停めて駐車場の車を確認した。



もう何年も前なんだから車種も変わったかも知れない。

でもあの車が停まってないか確認した。

誰もいないのかな。。







ガチャ



勢いよく引いたドアは鍵がかかっていて開ける事ができなかった。



俺の鍵はポストにいれて出たから持っていない。



ピンポーン




少し時間をおいてドアが開いた。
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