俺が彼女を抱けない理由
「あっ。。。うまそ〜」


「食べよ食べよ」


「おぅ」



葵ちゃんがお皿に取り分けてくれる。




「うまいっ!てかやばい」





「それ言いすぎだって。笑」





「いや。まじで!!」



「よかったぁ〜」



「ほんといい奥さんになるな」




「。。。。」



「。。。。。」



「拓ちゃん?」



「ん?」



「アタシ。。拓ちゃんが他の誰かを好きでもいいよ。」



「。。。。」



「でもこうやって一緒にいたいよ」




「葵ちゃん?」



この時目に溜まった涙がこぼれないように我慢する葵を見て俺は自分の気持ちにハッキリ気づいたんだ。




俺が守っていこうって思ったんだよ。。





「拓ちゃん?」



「今まで苦しい思いさせてごめん。ずっと俺が一緒にいるから」



俺は葵ちゃんを抱きしめた。



その瞬間に葵ちゃんの力が抜けて一気に涙がこぼれ落ちる。





「拓ちゃん。。。。」



「葵」


俺は葵ちゃんの涙が止まるまでその手を緩めなかった



「俺の彼女になって」



「・・・うん」




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