俺が彼女を抱けない理由



「結城クン!!」




「はいはい」



彼女の名前は水島タマキ。

お父さんはやっぱり社長で飲食関係の店を何店舗か持っているらしい。


年は20才

俺がまだ17って知ってんのか?

きっと知らないだろう。。

このセミナーに通ってる何人かがタマキを狙ってるらしい。


確かにキレイだと思う。


でも俺には何の興味もなかった。






「ねぇ?」



「ん?」


「あまりアタシに興味ないとか?」



「。。。」







そういう俺の態度が余計にタマキの気持ちに火をつけたのかも知れない。


「行くよ」


手を引っ張られて教室から連れ出される。


「どこに?」


「うちのお父さんの店」




「・・・あぁ」



俺今日お金持ってたっけ。。



不安を抱えながらもタマキの後をついていった。




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