俺が彼女を抱けない理由
コンパとかした事がないと言う事に気づいた俺はなんだかやけに緊張していた。
「俺に任せとけっ!!」
ニヤリとするその顔が怪しい。
居酒屋につくともう女の子5人と男3人が来てた。
男は瞬の会社の同僚らしい。
女の子はよくもこんなにキレイな子ばっかり集めたなと思うほどだった。
「あっ紹介しま〜す!
彼は高井企画の跡取りの拓ちゃんで〜す!!」
まだ酒入ってないよな?
コイツいつもこんな感じでやってるんだろうな。。笑
「拓ちゃんって次期社長なんだぁ〜」
いきなり食いついてくる。
体は触ってくるし、胸は半分見えてるしいかにも遊んでるって感じに俺は少し引き気味になる。
そんな女の子を相手するのは今までは本当にうざかったし嫌いだった。
でも今はただ遊ぶならお互いそんなノリの方が楽だと思った。
「拓ちゃん、ほんとタイプなんだけどぉ」
1人の女が腕を絡めてくる。
「拓、二人で消えていいぞ」
1夜限り、体だけの関係。22才の終わり、俺はそんなことばかりしてた。
そんな事でアイツの事なんて忘れられるわけがないのに。。