バーチャルウォーズ
咲は脱脂綿に液体をつけ、雪美の少し長くなった前髪1cmほどをこすってみた。
「はい、おしまい。
これで君の3年間は安泰だ。誰かが色についてツッコんできたら生徒会が全力で君を守ると約束しよう。
それはたとえ、新任の先生であってもね。」
「そ、そこまでしなくても・・・届出してる人のリストに載せていただけばそれだけで十分です。
目立ってしまうのは苦手なんです。」
「苦手といっても、その髪の色だと目立つのはしょうがないでしょ。
だったら逆に有名人になって、天然をウリにしてしまった方が楽だと思わない?」
「そんなアイドルじゃあるまいし・・・。」
「う~ん・・・生徒会のアイドルになってもらったら今の怖いイメージを脱却できると思ったんだけどねぇ。
1年A組のクラス委員でうってつけなのに・・・。残念だなぁ。」
「どうしてもうご存知なんですか?私がクラス委員に選ばれたこと!」
「ん?先生からみんな僕のところに直接届けられたからだけど。
とりあえず1年間よろしくね。
せっかく来たんだ・・・お茶いれてあげよう。」
「そ、そんな・・・いいです。あ~私がしますから・・・」
「いいっていいって。これからいろいろやってもらいたい仕事もあるし、今日は僕のお客様ってことでゆっくりしていきなさい。
あ、こんなのでよかったら茶菓子もある。
さっき、茶道部の女の子が持ってきてくれたんだ。」
「あ、先輩それは先輩がもらったものだし・・・。」
「誰も見てないよ。それに、僕が出すお茶はけっこうおいしいと評判なんだ。」
「・・・・・・・。ほんとだ・・・おいしい!」
「うわっ、もうこんな時間か・・・悪いっ、ここ閉めるわ。
早く帰らないといけないから、途中までも送れないけど・・・明日からよろしく頼むね。
それと・・・僕とこうしていたことは誰にもいわないで。
何かと怖いイメージの方が都合がいいんでね。じゃ、また。」
雪美はまた1つ驚かされてしまった。
廊下を走った罪を唱えた会長も明るくきさくで優しかった。
(お仕事しやすいイメージ作りしてたんだ。
捻挫しちゃったけど、得した気分・・・!どういういきさつであれ、出会いがあるってワクワクするなぁ。
先週ダウンロードしたゲームも今夜から本腰をいれて遊ぶし、仲間になってくれそうな人を捜さないとね・・・。
ちょっとわくわくしてきたわ。
学校みたいに、うまくいくといいんだけど~)
「はい、おしまい。
これで君の3年間は安泰だ。誰かが色についてツッコんできたら生徒会が全力で君を守ると約束しよう。
それはたとえ、新任の先生であってもね。」
「そ、そこまでしなくても・・・届出してる人のリストに載せていただけばそれだけで十分です。
目立ってしまうのは苦手なんです。」
「苦手といっても、その髪の色だと目立つのはしょうがないでしょ。
だったら逆に有名人になって、天然をウリにしてしまった方が楽だと思わない?」
「そんなアイドルじゃあるまいし・・・。」
「う~ん・・・生徒会のアイドルになってもらったら今の怖いイメージを脱却できると思ったんだけどねぇ。
1年A組のクラス委員でうってつけなのに・・・。残念だなぁ。」
「どうしてもうご存知なんですか?私がクラス委員に選ばれたこと!」
「ん?先生からみんな僕のところに直接届けられたからだけど。
とりあえず1年間よろしくね。
せっかく来たんだ・・・お茶いれてあげよう。」
「そ、そんな・・・いいです。あ~私がしますから・・・」
「いいっていいって。これからいろいろやってもらいたい仕事もあるし、今日は僕のお客様ってことでゆっくりしていきなさい。
あ、こんなのでよかったら茶菓子もある。
さっき、茶道部の女の子が持ってきてくれたんだ。」
「あ、先輩それは先輩がもらったものだし・・・。」
「誰も見てないよ。それに、僕が出すお茶はけっこうおいしいと評判なんだ。」
「・・・・・・・。ほんとだ・・・おいしい!」
「うわっ、もうこんな時間か・・・悪いっ、ここ閉めるわ。
早く帰らないといけないから、途中までも送れないけど・・・明日からよろしく頼むね。
それと・・・僕とこうしていたことは誰にもいわないで。
何かと怖いイメージの方が都合がいいんでね。じゃ、また。」
雪美はまた1つ驚かされてしまった。
廊下を走った罪を唱えた会長も明るくきさくで優しかった。
(お仕事しやすいイメージ作りしてたんだ。
捻挫しちゃったけど、得した気分・・・!どういういきさつであれ、出会いがあるってワクワクするなぁ。
先週ダウンロードしたゲームも今夜から本腰をいれて遊ぶし、仲間になってくれそうな人を捜さないとね・・・。
ちょっとわくわくしてきたわ。
学校みたいに、うまくいくといいんだけど~)