バーチャルウォーズ
雪美はいつもオープンな輝人のことだから、なんとなく話したいことはわかっていたが、無理強いしないことも知っていたから冷静に話をきいていた。
「もう輝人さんって呼んだ方がいいんだよね。」
「えっ!」
「大人だもん。私はまだ・・・大人じゃないし。」
「学校ではさ、先生だし、家ではべつに無理しなくていいぞ。
輝クンでも先生でも雪美が無理なく呼べる呼び方でいい。
今、言いたかったのは、俺は今のおまえに恋をしたんだって言いにきた。
なんか変なかんじだけどな。あははは・・・。
入試じゃないから答えだってすぐに出せとは言わない。
恋愛だって経験のうちの恋愛は雪美には必要なのかな・・・とも思う。
でもな・・・花嫁姿のおまえの隣には俺が居たいと思っているから。
そこだけは考えておいてほしい。」
輝人さん・・・か。ちょっとうれしいな。ははは。」
「輝人さんは学校で人気あるでしょう?
女の先生とかと付き合ったりしないの?」
「過去にはそりゃ・・・ないとは言えないが・・・。
なんか、ダメで。
いつかまた雪美に会うんだって思いがずっとあったから。」
「ええぇーーーーー!ちっちゃかったんでしょ、私。・・・なのに?」
「わ、悪いかよ。」
「べ、べつに悪いとは言ってないけど・・・ちょっとびっくりしちゃって。
な、なんか喉渇いたから台所行ってく・・・きゃっ。」
雪美がベッドから立ち上がってドアの方へ移動しようとした瞬間、輝人が雪美をベッドまで押し戻してそのまま覆いかぶさった。
「やだ、離してっ!無理強いしないって言ったのに。」
「わかってる・・・けどさ・・・。
2人になる時間も取れなかったし、俺が焦ってるってことはわかってるんだ。
でも、この状況下ならこうなるのもあたりまえだろ。
痛いことはしないから・・・力を抜いて。」
そう言った輝人は雪美の唇に自分の唇を重ねてきた。
雪美にとって初めての唇の感触に体の力が抜けていくのが感じられたのだが、輝人がもっと濃厚なキスを望んでいることと、自分の両膝を押し開こうとする輝人の膝の動きに思わず、唇をはずして声をあげてしまった。
「さ・・・き。・・・咲!たす・・け・・て。」
1~2秒もかからずに輝人の体は雪美のベッドから床に落とされ、雪美を腕に抱え込んだ咲がドアの前の床の上に膝をついて低い声をもらした。
「ドアをあけたまま卑猥なことをするとみんな聞こえるんだって。
で・・・どうして俺の名前を呼ぶかな。」
「だって・・・咲しか2階にいないと思ったから。
咲は助けてくれる人だと思ったから・・・。ご、ごめんなさい。
ううう・・・うっ・・。」
「正解。じつに正しい判断だ・・・。
先生のくせにスケベ根性丸出しにして、このやろう!」
「ま、待て。ごめん、すまない。
待つって言ったのは俺なのに・・・好きすぎてとめられなかった。
おまえの判断でおじさんたちに話してもかまわない。
警察に突き出されても仕方がない。ごめん!」
雪美はうなだれている輝人に、小さな声で
「私もいけなかったの。やっぱりリビングでお話すればよかった。
キスってどんなのか知りたかったのかもしれないわ。
輝人さん・・・お返事待ってくれませんか。
待ってくれたら今のこと誰にもいいません・・・。」
「わかった。いい返事を待ってるよ。
咲がいてくれてよかったよ。・・・おまえにも迷惑をかけた。すまない。」
「わかったら早くここから失せろよ。スケベ先生。」
「もう輝人さんって呼んだ方がいいんだよね。」
「えっ!」
「大人だもん。私はまだ・・・大人じゃないし。」
「学校ではさ、先生だし、家ではべつに無理しなくていいぞ。
輝クンでも先生でも雪美が無理なく呼べる呼び方でいい。
今、言いたかったのは、俺は今のおまえに恋をしたんだって言いにきた。
なんか変なかんじだけどな。あははは・・・。
入試じゃないから答えだってすぐに出せとは言わない。
恋愛だって経験のうちの恋愛は雪美には必要なのかな・・・とも思う。
でもな・・・花嫁姿のおまえの隣には俺が居たいと思っているから。
そこだけは考えておいてほしい。」
輝人さん・・・か。ちょっとうれしいな。ははは。」
「輝人さんは学校で人気あるでしょう?
女の先生とかと付き合ったりしないの?」
「過去にはそりゃ・・・ないとは言えないが・・・。
なんか、ダメで。
いつかまた雪美に会うんだって思いがずっとあったから。」
「ええぇーーーーー!ちっちゃかったんでしょ、私。・・・なのに?」
「わ、悪いかよ。」
「べ、べつに悪いとは言ってないけど・・・ちょっとびっくりしちゃって。
な、なんか喉渇いたから台所行ってく・・・きゃっ。」
雪美がベッドから立ち上がってドアの方へ移動しようとした瞬間、輝人が雪美をベッドまで押し戻してそのまま覆いかぶさった。
「やだ、離してっ!無理強いしないって言ったのに。」
「わかってる・・・けどさ・・・。
2人になる時間も取れなかったし、俺が焦ってるってことはわかってるんだ。
でも、この状況下ならこうなるのもあたりまえだろ。
痛いことはしないから・・・力を抜いて。」
そう言った輝人は雪美の唇に自分の唇を重ねてきた。
雪美にとって初めての唇の感触に体の力が抜けていくのが感じられたのだが、輝人がもっと濃厚なキスを望んでいることと、自分の両膝を押し開こうとする輝人の膝の動きに思わず、唇をはずして声をあげてしまった。
「さ・・・き。・・・咲!たす・・け・・て。」
1~2秒もかからずに輝人の体は雪美のベッドから床に落とされ、雪美を腕に抱え込んだ咲がドアの前の床の上に膝をついて低い声をもらした。
「ドアをあけたまま卑猥なことをするとみんな聞こえるんだって。
で・・・どうして俺の名前を呼ぶかな。」
「だって・・・咲しか2階にいないと思ったから。
咲は助けてくれる人だと思ったから・・・。ご、ごめんなさい。
ううう・・・うっ・・。」
「正解。じつに正しい判断だ・・・。
先生のくせにスケベ根性丸出しにして、このやろう!」
「ま、待て。ごめん、すまない。
待つって言ったのは俺なのに・・・好きすぎてとめられなかった。
おまえの判断でおじさんたちに話してもかまわない。
警察に突き出されても仕方がない。ごめん!」
雪美はうなだれている輝人に、小さな声で
「私もいけなかったの。やっぱりリビングでお話すればよかった。
キスってどんなのか知りたかったのかもしれないわ。
輝人さん・・・お返事待ってくれませんか。
待ってくれたら今のこと誰にもいいません・・・。」
「わかった。いい返事を待ってるよ。
咲がいてくれてよかったよ。・・・おまえにも迷惑をかけた。すまない。」
「わかったら早くここから失せろよ。スケベ先生。」