バーチャルウォーズ
「いっしょに帰りたかった?・・・咲と。」
「えっ。いえ・・・方向が同じでよくいっしょだから。」
「いっしょに住んでいるんだってね。」
「松永先輩、どうしてそれ?」
「じつは、井坂先生が気になって後をつけたことがあってね。
そしたら、表札のところに君の名字と咲の名前と井坂先生の名前がね。
あ、井坂と妙な関係とかじゃないからね。
君に対するあの先生の態度が気になったから。」
「え、どういう態度で・・・。」
「馴れ馴れしすぎるというか、やたら君にベタベタと学校という場所もわきまえないで・・・そういうのも風紀委員としてはね、気をつけておきたいと思って。
もしかしたらセクハラ行為として訴えなきゃならないかもしれないと思ったんだ。
それで、少し私生活をのぞいてみようかと思ってね。
まさか、同居してるなんて・・・。
それに、親友だと思ってた咲が・・・俺に嘘をついてたなんてさ。
あいつが一時バイトしまくったこととか俺は許可したんだ。
苦学してるんだなってほんとに心配でさ。
それからあいつにきいたら、知り合いに世話になることになってっていうから少しでも生活が楽になって普通に受験にのぞめたらいいなって思ってた。
それが・・・まさか君と。」
「あ、あの・・・松永先輩、これからうちに来ませんか?
そこまでご存じなのでしたら、中もしっかり見てもらえませんか?
私、セクハラとか人に言えないとかそういう生活してるつもりはないし、うちの両親が許可して今の生活があるんで、うちに見に来てくださいよ。」
「いいのかい。手土産も用意してないしなぁ・・・。
じゃあ、帰宅してすぐ行ってもいいかな。
夕飯は何時?時間はずすようにしておじゃまするよ。」
「夕飯は7時です。先生も咲もいるのはいますけど、みんな自分の部屋で自分のことしてますから、大丈夫です。」
「じゃ、もう降りるからあとでいくよ。」
「はい、お待ちしてます。」
まさか松永に咲と同居していることが知られていて、変にかんぐられていたとは雪美は驚いていた。
(仕方ないよね、セクハラ疑惑をうけた輝人さんが悪いんだから。)
帰宅すると、咲はまだ帰宅していなかった。
それから、しばらくして咲から雪美の母の結衣子に電話がかかってきて、今夜は兄のところで夕飯を食べてから帰宅すると連絡があった。
「咲のお兄さんってどんな人?なんかパティシエって言ってたよね。」
「最近までは見習いで忙しかったらしいんだけど、近いうちにご挨拶に来るそうなのよ。楽しみね。
咲クンのお兄さんだからきっとイケメンパティシエに違いないだろうし。
うふふふふ。」
「ママ!イケメンに弱すぎ。パパに言いつけちゃうよ。」
「パパは大丈夫よ。ママのこと大好きだもの。うふふふ。
あ、夕飯後に咲クンのお友達?が来るのよね。
で、どうしてあなたが誘ったの?」
「うん、それがね・・・いろいろわけがあって。」
雪美は結衣子に輝人のセクハラ疑惑の話をした。
すると結衣子は少しムッとして輝人に厳重注意をすると言った。
「えっ。いえ・・・方向が同じでよくいっしょだから。」
「いっしょに住んでいるんだってね。」
「松永先輩、どうしてそれ?」
「じつは、井坂先生が気になって後をつけたことがあってね。
そしたら、表札のところに君の名字と咲の名前と井坂先生の名前がね。
あ、井坂と妙な関係とかじゃないからね。
君に対するあの先生の態度が気になったから。」
「え、どういう態度で・・・。」
「馴れ馴れしすぎるというか、やたら君にベタベタと学校という場所もわきまえないで・・・そういうのも風紀委員としてはね、気をつけておきたいと思って。
もしかしたらセクハラ行為として訴えなきゃならないかもしれないと思ったんだ。
それで、少し私生活をのぞいてみようかと思ってね。
まさか、同居してるなんて・・・。
それに、親友だと思ってた咲が・・・俺に嘘をついてたなんてさ。
あいつが一時バイトしまくったこととか俺は許可したんだ。
苦学してるんだなってほんとに心配でさ。
それからあいつにきいたら、知り合いに世話になることになってっていうから少しでも生活が楽になって普通に受験にのぞめたらいいなって思ってた。
それが・・・まさか君と。」
「あ、あの・・・松永先輩、これからうちに来ませんか?
そこまでご存じなのでしたら、中もしっかり見てもらえませんか?
私、セクハラとか人に言えないとかそういう生活してるつもりはないし、うちの両親が許可して今の生活があるんで、うちに見に来てくださいよ。」
「いいのかい。手土産も用意してないしなぁ・・・。
じゃあ、帰宅してすぐ行ってもいいかな。
夕飯は何時?時間はずすようにしておじゃまするよ。」
「夕飯は7時です。先生も咲もいるのはいますけど、みんな自分の部屋で自分のことしてますから、大丈夫です。」
「じゃ、もう降りるからあとでいくよ。」
「はい、お待ちしてます。」
まさか松永に咲と同居していることが知られていて、変にかんぐられていたとは雪美は驚いていた。
(仕方ないよね、セクハラ疑惑をうけた輝人さんが悪いんだから。)
帰宅すると、咲はまだ帰宅していなかった。
それから、しばらくして咲から雪美の母の結衣子に電話がかかってきて、今夜は兄のところで夕飯を食べてから帰宅すると連絡があった。
「咲のお兄さんってどんな人?なんかパティシエって言ってたよね。」
「最近までは見習いで忙しかったらしいんだけど、近いうちにご挨拶に来るそうなのよ。楽しみね。
咲クンのお兄さんだからきっとイケメンパティシエに違いないだろうし。
うふふふふ。」
「ママ!イケメンに弱すぎ。パパに言いつけちゃうよ。」
「パパは大丈夫よ。ママのこと大好きだもの。うふふふ。
あ、夕飯後に咲クンのお友達?が来るのよね。
で、どうしてあなたが誘ったの?」
「うん、それがね・・・いろいろわけがあって。」
雪美は結衣子に輝人のセクハラ疑惑の話をした。
すると結衣子は少しムッとして輝人に厳重注意をすると言った。