優しい秘密
ハル『月ちゃんもこのラーメン泣きながら食ってたじゃん』

月『。。。』

父『二人はいつ出会って、いつから恋をしたんだい?』

太陽『俺は生まれる前から分かってたつうか、フィーレン?フィーリンラァ~ボっすね!』

夏『フィーリング。フォーリンラブ。』

ハル『何リング?ボーリング?何?・・・やるなあいつ。』

夏『feeling…なんとなく受ける感じ。また、感覚。…Fall in love 直訳すると恋に落ちる・・・』


太陽『ナッツ!それ!』

月『こんな適当な奴知らない。』


太陽『うぅ~ベイべッェ~♪』

ハル『恋のボーリングストライク~♪』

太陽「恋の青春18切符〜♪』

ハル『乗り放題!どうぞご自由に〜♪』

太陽『おまいら気に入った!今日から俺の舎弟だ!』

ハル・夏『サー!イエッサー!』

・・・

太陽『サー!イエッサー!』

・・・

夏『上官は言わないんだよ。手だけピシッと。』

・・・

太陽・ハル『サー!イエッサー!』

父『明日から太陽君も色々と忙しいし早いから支度して、風呂入って、消灯ね』

太陽『いや、ラーメンマジ旨かったんすけど明日は友達と集まって…』
父『ラーメン食ったよね。二杯。』


『はい・・』
『じゃ、明日。』


『はい。』


月『じゃ、私は仕事だから帰るねー。また来るね!』

太陽『えっ?一緒に泊まってかないの?1人?えっ?この元気な息子は?お預け?まじ?明日って?何やんだよ~?!』


月『大丈夫!何んも心配しなくていいから!必ず迎えに来るから、
  男を磨い研いでね~じゃ~ね~ヘッズ!愛してるよー!』

太陽『サー。イエッサ。』


内心、太陽はほっとしていた。太陽は久々に笑っていた。そして、泣いていた。


               『サー。イエッサ。』



僕は、太陽を誘って一緒にお風呂に入ろうと思い、部屋に行くと太陽は、



携帯でメールをしながら泣いていました。



そして、ゴソゴソとチンチンを引っぱり、戻してはまた引っ張り始めた。

まるで何かに取り憑かれたように繰り返していた。

その時だった、太陽は僕に気づき、驚いた。


『キャーーー』


僕は笑顔で言った。

夏『いいよ。見てないからさ!さあ続けて!大人の準備!』

太陽『・・・いや。』

僕はこっそりドアを閉めてあげた。

(また1つ秘密ができたぞ。)

僕はまた1歩大人に近づけた気がしていた。

(何泣いてんだろう?)
< 5 / 8 >

この作品をシェア

pagetop