海底の王国〈外伝〉
「了解よ!でも海に沈む方は、私にはどうしようも出来ないわ…」

「あぁ…それだったら、僕に一つ考えがあるから…まず封印と、国民の避難を先行させよう」

「そうね…」

フレイヤはレンリの考えとやらが気になったが、今は目の前の危険度の高い封印に集中した。

「…出来るだけ高い所がいいわねぇ〜」

ミカサが腕を組んで考えていると、レンリがいい場所を思いついた。

「そうだ…!封印結界をしている聖地の山がいいよ…あそこは、かなりの高さと広さがあるから、たくさんの人が避難出来るし」

「まぁ〜それは、ナイスアイデアねぇ!」

「でかしたわレンリ!じゃあ避難組と、封印組に分かれましょう」

フレイヤがグッとこぶしを握ると、二本の指を二人に見せた。

「じゃあ私は、避難を呼びかける方に回るわ」

「じゃあ僕は、フレイヤを封印の間につれて行くよ…」

「OK!じゃあ、そうゆう事で動くわよ!」

三人は、勢い良く牢屋を出た。すると、

「あ〜ちょっと待って下さい…」
< 4 / 22 >

この作品をシェア

pagetop