海底の王国〈外伝〉
「…いったい、ここはどこ?!」
フレイヤが走りながら、たずねた。
なぜかフレイヤとレンリは階段をひたすらかけ上がり、屋上を目指していた…
「要人専用の監獄塔だよ…神殿のはずれにある…」
レンリが先を上がりながら答えた。
「知らなかった…はぁはぁ…警備兵が、ぜんぜんいないのね…」
「ああ…おかげで君を助けに来る事が出来たよ…僕の実力じゃ、太刀打ち出来ないからね…神殿は今からっぽだよ…」
「ふっざけてるわね…国民を守る者から先に逃げるなんて…ところでレンリ、あなた飛べるんじゃないの?屋上まで、ひとっ飛びでしょう?」
「はぁはぁ…魔力は出来るだけ温存したいんでね…!」
そう言うと、レンリは監獄塔の屋上へ出る扉を開いた。
すると見晴らしの良い屋上の上から、市街のはずれにある巨大な岩山が遠くに見えた…
その岩山は、上が平でテーブルのような形をしており、この国の聖地とされていた。
フレイヤが走りながら、たずねた。
なぜかフレイヤとレンリは階段をひたすらかけ上がり、屋上を目指していた…
「要人専用の監獄塔だよ…神殿のはずれにある…」
レンリが先を上がりながら答えた。
「知らなかった…はぁはぁ…警備兵が、ぜんぜんいないのね…」
「ああ…おかげで君を助けに来る事が出来たよ…僕の実力じゃ、太刀打ち出来ないからね…神殿は今からっぽだよ…」
「ふっざけてるわね…国民を守る者から先に逃げるなんて…ところでレンリ、あなた飛べるんじゃないの?屋上まで、ひとっ飛びでしょう?」
「はぁはぁ…魔力は出来るだけ温存したいんでね…!」
そう言うと、レンリは監獄塔の屋上へ出る扉を開いた。
すると見晴らしの良い屋上の上から、市街のはずれにある巨大な岩山が遠くに見えた…
その岩山は、上が平でテーブルのような形をしており、この国の聖地とされていた。