幽霊部員。
窓を開けて外を見る。

吹奏楽部の部室は、

校舎と離れた別館の2階にあった。

ここは商業ならではの、

コンピューターばかりの部屋がある。

夏でも、

山に囲まれ、

どことなくひんやりしていた。

「あー、

 死にてえ。」

そお言ったとき、

自分の前に、

女の子が一人・・・・

浮いていた。

「え!!!!」

・・・。

「ここ2階!!!!」

・・・・。

はっとして後ろを見る。

「わ!!」

驚きすぎて腰が引ける。

今度は後ろにその子がいた。

< 7 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop