キャバクラ探偵遥奈
  ×○建設へ…


あっき〜
「突然で失礼します
凸凹商店街のショッピングモールの件で、お話を伺いたいのですが」

受付
「少々お待ち下さい
どうぞ、ちょうど担当の者がおります
こちらへ」


×○建設
「ショッピングモールへの入店でしょうか」

あっき〜
「いえ!
私達は、遥奈探偵事務所です
実は、凸凹商店街での連続放火事件を調べています
ご協力お願いします」

×○建設
「入店の話では、ないのですか
連続放火事件…
その事でしたら警察に話をしています

うちは関係ありません
お引き取り下さい」

遥奈
「突然で失礼致しました
ちょっとだけでも、お話をお願いします」

あっき〜
「出た、キラキラ光線」

×○建設
「分かりました
しかし当社は本当に、関係ありません

それから、ショッピングモール建設には、あの放火事件は私共も頭を悩ませています
市からの建設許可も止まったまま
早く犯人が捕まって欲しいものです」

遥奈
「そぅなんだぁ〜
×○建設さんも被害者なんだぁ」

あっき〜
「私は初め、×○建設さんが商店街の人達に嫌がらせをして、退去を迫っていると踏んでました」

×○建設
「それはひどいですよ
当社は、この地区の発展の手助けをしようと思っています

凸凹商店街の人達は皆、このショッピングモールには入店しませんが
結構な高値で土地を買い取る契約になっています
商店街の人にとっても損は無いはずです」

遥奈
「じゃ〜なんでだろう
放火には、何の意味が?」

×○建設
「このまま放火事件で、建設許可が下りないと
実は
他の建設業者も、この地区の開発を狙っていまして
そちらへ、持っていかれる恐れがあります

向こうの方が、さらに高値での土地取引を持ち掛けているようです」

あっき〜
「なるほど、なんか読めてきたぞ」

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