キャバクラ探偵遥奈
あっき〜
「やったー(^O^)/
あっ!山分けだから10万円づつだね」

遥奈
「いいよ、あげる
私からのプレゼント」

あっき〜
「えっ!マジで
じゃ〜パブクラブMで遥奈さん指名に使うね」

遥奈
「…それは無理」

あっき〜
「あれ〜なんか変だぞ
この前から思ってたんだけど
隠し事してない?」

遥奈
「そうね
ちゃん話さないとね」


遥奈は話した
愛と遥奈とで、パブクラブMを辞め
歌舞伎町でホステスさんとして上を目指す事を

今日が最後の、探偵遥奈としての仕事である事を


あっき〜
「ヤダ(*_*)」

遥奈
「何言ってんの
歌舞伎町だよ
ここから2時間じゃない
それに、ほら!
るみさんもいるでしょ」

あっき〜
「るみたんは、もういない
ススキノに行っちゃった
今度は、遥奈さんまでいなくなっちゃう(T_T)
駄目だよ、行っちゃ!」

遥奈
「そんな事言わないの!
ふ〜ん
るみさん
ススキノに行っちゃったんだ
フラれたね(^_^)」

あっき〜
「ガーン((゚Д゚ll))
でもいいか
遥奈さん頑張るだから
それに、2時間で行けるし
歌舞伎町での、働くお店決まったらメールして
遥奈指名だぞ(^^ゞ」

遥奈
「そうよ
いつでも会えるって!」


この時は、二人共
そのように思っていた
 いつでも会えると…

しかし、遥奈は決めていた
歌舞伎町で成功するまでは、あっき〜には会わないと

遥奈は死に物狂いで働いた
仕事の忙しさ、歌舞伎町の眩し過ぎるネオン

そして遥奈は
いつしか
あっき〜との楽しい思い出が薄れていった


あっき〜の方はというと

遥奈からの連絡を待ち侘びていた
しかしいっこうに連絡は来ない

歌舞伎町だし、いつでも会えるよ
という考えもあり
気楽に思っていた

ところが、待てど暮らせど遥奈からは連絡は来なかった

こちらからメールしても
応答もない

そして月日は流れ
あっき〜の記憶からも
遥奈の文字が消えて行った


一年後…
あっき〜は、懐かしい
思い出に詰まったお店を訪ねる

その店とは
もちろんパブクラブMである
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