キャバクラ探偵遥奈
いらっしゃいませ!
お一人でしょうか?
ご指名はありますか?


※以下『』内は、店長の声に出さない心の叫びです


店長
『お−
ボーイの態度は良いではないか
話し方も丁寧だ
ボーイは合格だ』


現在のお時間でしたら
フリーのお客様一時間で3900円とお安くなっております


店長
『なに!
うちより100円安いのか
うちと張り合う気か
臨むところだ!』


私は3900円をボーイに払い、中へと通された

中は、ほどよい花と絵画に囲まれ
内装は綺麗、テーブルとソファーも新品
床には塵一つ落ちてはいなかった


店長
『さすがにオープンしたばかり、内装もいいセンスだ
トイレもさっき確認したが、清潔そのものだ
それに、ソファーの座り心地は合格だ
テーブルにホコリはないし、床にも見渡す限り塵一つ落ちてないか
やるではないか!』


そしてボーイが、一人の女性を連れて来た


本日はようこそ
唯(ユイ)さんです


店長
『しかし、クラブの客の入りぐわいは、女の子によって左右されるのだ
さて女の子のレベルは、どうかな?
唯か…』


はじめまして!
唯です


店長
「可愛い(#^.^#)」

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