キャバクラ探偵遥奈
るみ
「このファミレスでいい
今日は飲んじゃおう
あっ!遥奈さん19才だったね
私刑事だし、お酒はすすめられないか」

遥奈
「るみさん、ありがとう
なんか元気出てきた
元気出てきたら、お腹空いちゃった
私お肉大好きなんだ
いっぱい食べちゃおう」

るみ
「急に元気になったね
いつもの遥奈さんに戻った
今日は食うぞ!」

遥奈
「あれ?あの人
どっかで見なかった?」

るみ
「どの人?」

遥奈
「窓際にいる女性
向かい側にスーツを着た男の人と一緒にいる人」

るみ
「どれどれ
げっ!あれ
あっき〜のお見合い相手じゃん」

遥奈
「あっ!そうだ、今日見た人だ
なんで男の人と一緒なの」

るみ
「あの女、なんか臭うな
私達と同じ臭いがする
刑事の勘というより、お水の勘だけど」

遥奈
「そうだね、向かいの男の人
お父さんやお兄さんには見えないし
プレゼント渡しているし」

るみ
「あれは同伴ね
あの子、クラブで働いているみたいね」

遥奈
「そんな感じね、今日お見合いしたばかりで、その後同伴するなんて」

るみ
「ねぇ!あの子の後付けてみない?
どこで働いているか突き止めようよ」

遥奈
「えっ!後を付けてどうするの?」

るみ
「あの子の店に、私達も入るのよ
あっき〜にふさわしい女かどうか確かめないと
私納得しない!」

遥奈
「でも入るって、お客として入るの?
私達、女だから入れないと思うけど」

るみ
「お客としてじゃなく、私達も働くのよ、あの子の店で
一日体験入店するの
もちろん、情報つかんだらすぐ辞めちゃうけどね」

遥奈
「そぅなんだぁ〜
なんか面白そう
ふたりであの子が、どんな子か調べてみましょう」

るみ
「そうこなくっちゃ、遥奈さんのったね
あっ!お店出るみたい
私達も出よう」

遥奈
「うん、後付けましょ」

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