Double★Star.
次の日、私は撮影に向かった。
綺羅は休めって言ってたけど、これ以上迷惑かけちゃいけない気がする…。
『おっ、優ちゃん来たんだ。怪我は大丈夫なの?』
事務所に着くと綺羅はまだ来ていなくて、マネージャーだけだった。
『大丈夫。』
『ははは。そっか。俺、すごく心配してたんだよ。』
『…そう。』
『相変わらず素っ気ないな。まぁ…そこが良いんだけど。』
は?
コイツ…何が言いたいの?
『なんてね。』
と言いながら、私の髪をくしゃくしゃって感じで撫でてきた
何を考えてるのか…
男なんて…みんな同じで信用ならない。
『触らないで。』
そう言うと一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに笑顔になった。
『ごめんごめん。』