Double★Star.
『てめぇ、さっきは社長に止められたから黙っててやったけど、この俺様に対してその態度はなんなんだよ?』
『俺様?ふざけないで。どれだけ偉いのか知らないけど、ちょっと人気があるからって調子にのらないで。』
私は、思った事は誰にだろうと言う。
べつに嫌われたってかまわない。
気を使ったって…何も良いことなんてないから。
『なっ!?……てめぇ。』
何コイツ…
なんで…近づいてくるのよ…
『……何?』
綺羅は止まらず近づいて来て…私を車の端まで追い詰めると…
『…俺様にこんな態度をとったこと、後悔させてやるよ。』
『…は?』
コイツ…
本当に頭どうかしてる…
『覚悟しとけ。口のきき方教えてやるよ。』
そう言うと、綺羅は今までよりも更に憎たらしい顔で…笑った。
なんで…
私はあんなに酷い事を言ったのに…コイツはこんな顔して笑ってるのよ…。
本当に苦手なタイプなのだと…再確認した。
そして絶対…何があっても綺羅とだけは、仲良くなれない。