Double★Star.




『てめぇ…。』






私を睨んで綺羅がそう言った。






だから私も睨み返した。






『何なんださっきの挨拶は!!!!』






『は?』






『敬語は使わねぇし、そっけねぇし、笑わねぇし。なめてんのか?』






あぁ…
もうめんどくさい奴…






『…帰る。』






『なっ!?』






何か言いたそうな綺羅を引っ張ってさっきの車に乗り込んだ






車の中ではお互い何も話さなかった…。






そして事務所に寄った後、私は家に帰った。






綺羅はこの後も仕事らしい。






本当に忙しい奴…。












『あ……』






家に着いて気づいた…。






台本…事務所に忘れた。







まぁ…いっか。
もう覚えたし…。






今日から1ヶ月は、まだ普通の女子高生でいられるんだ…。






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