Double★Star.
そして、あっという間に1ヶ月経過…
『頑張ってね〜!!!!』
なんて言いながら笑う姉が…悪魔に見える。
事務所に着くと、綺羅と社長と、知らない男がいた。
『おはよう優ちゃん。』
私が入ると、社長がそう言った。
『おはよう。』
そう言った私を綺羅が睨んだ…。
『台本。』
そして私に台本を差し出した。
『台本なしで、1ヶ月も何してたんだよ?今日から撮影だってのに…どうすんだ!!!!』
『まぁまぁ。そんなに怒らなくてもいいでしょ綺羅?』
そこにいた男が綺羅に向かってそう言った。
誰?
綺羅ほどじゃないけど…普通の人より顔は整っている。
『優ちゃんだっけ?俺は関戸 仁(ジン)。綺羅のマネージャー。よろしくね。』
マネージャー…
私は小さく頭を下げた。
『さぁ、そろそろ出発しないと間に合わないわよ。』
そして私と綺羅とマネージャーは、撮影現場に向かった。