ベストマリアージュ
いつのまにかワンピースの胸元にさとしの右手が差し込まれていて、ピクンと私の身体が跳ねる。
「あ……ゃ……」
小さく抵抗するけど、さとしの指は止まることなく、私の肌に沿うように滑り落ちていく。
いつのまにか身体は反転していて、背中に柔らかなスプリングの感触がした。
さとしの手が優しく髪を撫でて、おでこにそっと唇を寄せる。
いつもの俺様っぷりからは考えられないくらい、やわやわとゆるゆると指が唇が優しくて……
気づけば私は生まれたままの姿にされていた。
恥ずかしくて身を捩るけど、そのたびにいろんな場所に口づけられて、わけがわからなくなっていく。
「珠美……」
そう呼ばれたと同時に彼の熱が私の中いっぱいに入ってきて、私は思わずシーツを握りしめた。
ようやく一つになれたという思いが私の涙腺を弱めていく。
目尻からあとからあとから涙が溢れて止まらなくなった。
「なに泣いてんだよ……」
そんな私に気づいたさとしが、動きを止めて親指で涙を拭ってくれる。
「だ……って……」
嬉しくて……と鼻を啜りながら言うと、さとしは呆れたように口の端を上げた。
「ばーか、まだ終わってねぇっつーの」
クッと笑ったと思いきや、今度は切羽詰まったような目で私を見つめる。
動くぞ?と言いながら増した質量に、私は泣いてる余裕さえなくなっていった。
「あ……ゃ……」
小さく抵抗するけど、さとしの指は止まることなく、私の肌に沿うように滑り落ちていく。
いつのまにか身体は反転していて、背中に柔らかなスプリングの感触がした。
さとしの手が優しく髪を撫でて、おでこにそっと唇を寄せる。
いつもの俺様っぷりからは考えられないくらい、やわやわとゆるゆると指が唇が優しくて……
気づけば私は生まれたままの姿にされていた。
恥ずかしくて身を捩るけど、そのたびにいろんな場所に口づけられて、わけがわからなくなっていく。
「珠美……」
そう呼ばれたと同時に彼の熱が私の中いっぱいに入ってきて、私は思わずシーツを握りしめた。
ようやく一つになれたという思いが私の涙腺を弱めていく。
目尻からあとからあとから涙が溢れて止まらなくなった。
「なに泣いてんだよ……」
そんな私に気づいたさとしが、動きを止めて親指で涙を拭ってくれる。
「だ……って……」
嬉しくて……と鼻を啜りながら言うと、さとしは呆れたように口の端を上げた。
「ばーか、まだ終わってねぇっつーの」
クッと笑ったと思いきや、今度は切羽詰まったような目で私を見つめる。
動くぞ?と言いながら増した質量に、私は泣いてる余裕さえなくなっていった。