ベストマリアージュ
初めての大地との深いキスは、甘くて切なくて……


翻弄されそうになる自分を、なんとか堪えて、私は次の段階へと進む。


唇を重ねたまま彼を押し倒し、そのまま彼の下腹部へと手を這わせた。


ビクッと体を震わせ、身をよじるようにするけれど、私の手はそれを逃さない。


逃げ腰だったくせに、そこはもう充分に硬くなっている。


優しく時に激しく強弱をつけながら、ゆっくりと動かすと、大地の体がピクンと跳ねた。


私の愛撫に感じてくれてるんだと、嬉しくなる。


ネットで調べた情報だけに、多少不安はあったものの、彼の反応を見る限り間違ってはいないはずだ。


ズボンを下ろし、下着にも手をかけた時、彼が両手で私の肩を掴み、唇を勢いよく離した。


「……な……にを……」


そう言うわりには、息が上がってる。


吐く息はせつなげで、色っぽい。


ふふっと妖艶に微笑むと、私は自分の服も脱ぎ始めた。


絞った体には、無駄な肉はついてないはずだ。


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